節税対策の考え方
世の中には節税の情報があふれています。保険を使ったスキームや、組織再編を使ったスキームなど様々です。
中には、脱税まがいのタイトルの本に惹かれて、買って読んでみると内容の薄っぺらさにがっかりさせられるものもあります。
個人的な意見ですが、複雑な節税は嫌いです。そして脱税はダメです。(当たり前ですが)
複雑な節税には、長期的に管理運用する忍耐力が必要です。それができずに税金が増えるケースが結構有ります。
それよりも、将来に投資するという観点でお金を使えば、節税という短期的な効果と、将来の売上貢献という長期的な効果があるように思えます。もちろん、将来のことはわからないので失敗もありますが、それも良い経験となり次につながります。
会社さんでも、税金を嫌がって安易に決算賞与を出そうとする方もいますが、法人税率は下がっている現状で短期的な税金を嫌がってもしょうがありません。キャッシュ・フローを重視すれば、決算賞与より税金を払ったほうが有利なケースが多いのです。
もちろん、先述とおり、従業員に投資して将来の売上につなげるための決算賞与であれば賛成です。
これは、個人の考えなので強制はできませんが、一つの考え方ではないでしょうか。
では、また。