会計事務所の規模が違うと何が違うのか
これから会計事務所に就職しようとする人や、仕事を会計事務所にお願いする人は、
何を基準に会計事務所を選ぶのでしょうか。
顧問料、売上高や人数などの会社規模、ホームページの綺麗さ、評判などではないでしょうか。
今挙げたような情報は、若い人ほどネットで検索して調べると思います。
しかし、これらの情報は、半分ホントで、半分ウソです。眉に唾をつけて見るべきだと思います。
会計事務所の仕事は、申告をするという点では基本的に同じなので、一面的な情報ではわかりません。
また、会計事務所の仕事は、担当制なのため、当然ですが個人によって能力が異なります。
どんなに大きな事務所でも新人は新人ですが、仕事は他のベテランと同じように申告書を作ります。
逆に、小さい事務所でも業界では有名な方だったり、国税庁出身の何かの専門家の可能性もあります。
これから、就職しようとする人や、仕事を頼むときは、くれぐれもネットの情報を信用しすぎず、
知り合いの税理士の紹介を受けたり、税理士会を利用してはいかがでしょうか。
会計事務所の規模の違い
私のケースだと、以前は30数人の会計事務所に勤めていました。
会計事務所としては中の大ぐらいです。現在は4名の小さい会計事務所に勤めています。
両者の違いを考えると以下のとおりです。
【大きい会計事務所のメリット】
- 顧問先も比較的大きい会社(もちろん小さい商店も対応しますが)
- 人数が多い分、サポートが充実している。
- 社会保障、福利厚生が充実している。
- 様々な案件に対応した実績がある。
【小さい会計事務所のメリット】
- 1人で一から十まですべて対応(入力~申告)する。
- 小回りがきく、規律が厳しくない
- 顧問料の値引き対応が柔軟
- 所長が他の税理士に顔が利く(ケース・バイ・ケースですが)
両者にはそれぞれメリットがあるので、自分の希望にあった会計事務所を探してください。
就職希望の人は、将来の自分のキャリアに合った事務所を見つけるべきですし、
税理士を探している方は、自分の事業にあった事務所を見つけるべきではないでしょうか。
では、また。