独立への第一の障害
税理士として独立する際は、現在勤めている会計事務所を辞める必要があります。
現在は、税理士法の改正で「所属税理士」という道が出来ました。
この制度は、簡単に言うと会計事務所に勤務しながら自分の顧問先を持てる制度です。
しかしこの制度を利用して自分の顧問先を持とうとするには制約があります。
勤め先の会計事務所の所長に承諾を得なければなりません。これは会計事務所の方針にもよりますが、
承諾を得るには勇気が必要です。勤め先の利益が減ることに繋がりますし、勤務時間の問題も生じます。
そのため、自分のケースではこの制度を利用することはできません。
ただし、独立を前提として勤務している税理士ならこの制度を有効利用すべきだと思います。
独立直後の収入減のリスクを避けられるからです。
退職しても迷惑はかからない
独立する際は、現在勤めている事務所をやめることになります。
その際、やめることで現在の担当先に大なり小なり迷惑をかけることになります。
しかし、先日飲んだ先輩税理士に「そんなことは気にしなくても大丈夫、代わりはいるから」と言われました。
自分としてはショックですが、よく考えれば社会とはそんなものなのでしょう。
でなければ、事務所が回っていかないので当然といえば当然ですね。
辞める辞めないの悩みは、独立する第一の障害ですが、悩むほどの問題ではないのでしょうか。
では、また。