税理士試験という夏の一大イベントが終わりました。
手応えがある人もない人もお疲れ様でした。しばしの休息をお楽しみください。
しかし、すぐに来年の受験に向けて動き始める人もいるかもしれません。
そこで、ライザップではありませんが、合格という結果にコミットするために、
筆者が実践した税理士試験の勉強法をご紹介します。
理論編
書くよりも音読で覚える
税理士試験では大量の暗記が必要です。
その暗記に書くという作業をしていては時間が足りません。そして一周回すのに時間がかかりすぎます。
そこで音読です。書くよりも短時間で回せますし、疲れません。電車などでは黙読でOKです。(声に出すと迷惑です。)
すぐに忘れても構いません。回転数が重要です。回転数が上がれば覚えている証拠です。
理論ノートに計算ポイントを書く
理論と計算を分けて考える人がいますが、それはナンセンスです。計算するために理論があるためです。
そこで、理論ノートに計算のポイントも書いておくことです。
理論の勉強中に計算ポイントも確認すると、理論と計算の両方の理解ができて相乗効果が生まれまれます。
全部を覚えるわけじゃない
理論を100%覚えれば合格できるかというと、そうでもありません。もちろん覚えられれば有利になりますが。
AランクやBランクの理論は100%覚える必要がありますが、Cランク以下は最初は内容部分だけ覚えました。徐々にCランクも覚えていくイメージです。
全部を完璧に覚えようとすると、疲れるだけでした。
理論の勉強は暗記ではなく理解
理論の勉強は暗記に時間がかかりますが、一番重要なのは理解をすることです。
覚えるだけなら”暗記パン”を使えばいいだけですが、それでは税理士試験は合格しません。
暗記と理解が必要です。ちなみに不思議ですが何十回と音読すると、内容が理解できてきます。
計算編
計算パターンを体で覚える
計算はパターンの暗記なので、体で覚えるのが一番です。
これは実際にからだを動かすのが効率的でした。パターンを覚えればスピードが上がり時間が生まれます。
難しい問題にチャレンジする
本試験で難しい問題が出たら飛ばして先に進むのが常道です。しかし勉強中は難しい問題もチャレンジすべきです。
一度見ておけば、次に出たら解けるかもしれませんし、難しい問題に出会った時に慌てなくなります。
生活リズムをつくる
仕事をしている人は勉強時間が取れません。そこで勉強のリズムを作ることが重要です。
本試験の半年前から、1時間の通勤時間で理論を2題まわす。仕事終わりの1時間で計算問題1題を解く。
これを平日に繰り返していました。リズムにしてしまえば、それほど苦痛ではありませんでした。
生活習慣・メンタル
休日をつくる
絶対に合格したいという人ほど毎日朝から晩まで勉強していますが、人間そんなに強くないはずです。
筆者の場合は、一週間に一日は勉強しない日にしていました。それは就職しても変わりませんでした。
休みの日があると、リフレッシュになりますし、軽い罪悪感から勉強へのモチベーションが上がります。
専門学校のテキストに頼らない
当然ですが、本試験の出題者は専門学校のテキストから選んで出しているわけではありません。
そこで、自分で理解が薄いとことや重要だと感じた論点は、市販の実務書も活用すべきです。
市販の実務書のほうが学校のテキストより丁寧で分かりやすいこともあります。
合格率の高い講師に出会う
専門学校の講師によって合格率は変わります。悲しいですが、これが現実です。
同じ受講料を払っているなら、合格率の高い講師を探して受講した方がいいです。
しかし合格率の高い講師が公表されているわけではないので、いろいろな情報網で探さなければなりません。
走らない。でも止まらいの精神
税理士試験での不合格のうち半分は受験勉強を途中で諦めた人です。
残り半分で激しい競争をしていると考えていました。
そこで、本試験までの気持ちの持ち方として、諦めないことが重要です。
焦らず、かつ諦めないだけで上位50%には入っているはずです。
まとめ
これから来年の税理士試験に向けて動き出す人のために、筆者が実践した受験勉強の方法まとめました。
何かお役に立てたならば幸いです。
では、また。