高齢化に伴い親の相続を経験するのが65歳位からと言われています。
いざ相続財産を整理し始めると思った以上に大変だと思います。
次に自分が亡くなって子供が相続人になる際に負担を掛けないために、
最近流行りの断捨離を相続財産に応用してはいかがでしょうか。
一般的な断捨離とは
一般的な断捨離とは、下記のことを言います。
不要なモノなどの数を減らし、生活や人生に調和をもたらそうとする生活術や処世術のこと。「ウィキペディア」より
この断捨離をすることで、
・整理しやすくなり
・物事に集中しやすくなり
・大切なことに気づき
・ストレスが減る
という効果があります。
相続財産に断捨離を応用してみると
断捨離を相続財産で考えると、名義変更が必要なものと、名義変更が不要なものに分かれます。
名義変更が必要なもの
名義変更が必要なものとは、不動産や預金や車や株式のことをいいます。
これらは、年令を重ねるに従って不要になってきます。
思い切って購入した別荘は行かなくなります。
大好きだった車は危険なので乗らなくなります。
ペイオフ対策で銀行を分けた預金は、結局徒労に終わります。
株も電子化で存在自体が曖昧です。
これらの財産は、亡くなった後に相続人の事務負担を確実に大きくします。
体が動くうちに処分できるものは処分し、名義を書き換えて贈与できるものは贈与しておくほうが無難です。
名義変更が不要なもの
名義変更がいらない相続財産は、主に家の中にあるものです。
趣味の釣り竿や本、捨てられないお土産なども含まれます。
体が動くうちは邪魔になりませんが、
歳を重ねると、家にものが溢れかえり掃除ができず不衛生になってしまいます。
また、モノが散らかっていると転んだりする危険も増します。
捨てるのはツライかもしれませんが、
歳を重ねるとモノがあると安心に繋がり捨てられなくなるそうです。
そうなる前に、不要なものは断捨離をする必要があります。
親の住む家を片付ける場合
親がひとり暮らしをしている場合は、親の家の片付けも必要になりますが注意が必要です。
前述のとおり高齢者はモノがあると安心するようなので、勝手に捨てようとすると嫌がられることがあります。
そういう場合は、次のことに注意する必要があります。
1.最低限の安全と衛生を確保する
2.子供(自分)のものから処分していく
3.明らかな不要品でも必要だといえば、捨てずに収納しておく
4.使えそうなものはもらう(再利用は喜ばれる)
まとめ
相続財産の断捨離について考えてみました。
親の相続財産の方が優先順位としては高いですが、
65歳を過ぎたら、自分の相続財産も断捨離を始めるチャンスです。