簿記で家計簿を付ける場合、給与や年金などの収入がどこに入ったかを記録します。
一般的な家庭では、給与が預金口座に振り込まれ、そこから引き出した手持現金で食費などを支払います。
給与収入や年金収入の区分
給与収入や年金収入は、簿記では収益に区分されます。
なお、児童手当や満期保険金、預金利息など給与や年金以外の収入は、その他の収入を使います。
収益の仕訳
給与収入や年金収入は、収益に区分されます。
そのため、簿記では、『発生すると貸方へ』『取り消すと借方へ』記入します。
なお、簿記でつくる家計簿では、収益の取り消しが出てくることがないため、省略します。
収益の発生
日商簿記検定との違い
日商簿記検定の収益では、「売上」「売却益」「受取利息」などが出てきますが、簿記でつくる家計簿では省略します。
また、日商簿記検定では、値引き販売や返品があった場合に、収益の取り消しを学びますが、簿記でつくる家計簿では、出てくることがないため省略します。
収益の仕訳例
給与が普通預金に振り込まれた場合
毎月の給与が普通預金の口座に振り込まれた場合は、普通預金(資産)の増加と、給与収入(収益)の増加で処理します。
なお、年金収入の場合は、2ヶ月分が一度に振り込まれるため、振り込まれた時に処理します。
預金利息が入金された場合
預金口座にお金を預けていると、利息が付きます。
その場合は、普通預金(資産)の増加と、その他の収入(収益)で処理します。
資産を売却した場合
資産を売却した場合は、仕訳を二つ記入します。
一つは、資産の購入金額(資産)を減少します。相手科目は入金された科目(預金や現金)で処理します。
もう一つは、購入金額と売却金額との差額をその他の収入またはその他の支出で処理します。
こうすることで、財産額を正確に把握することができます。
この考え方は、日商簿記検定でも同じです。(勘定科目が違いますが)
簿記でつくる家計簿のエクセルシート
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簿記の知識がない人でも入力できる簡単仕様です。
是非挑戦してみましょう。
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引用┃DLmarket
まとめ:収益の累計をチェックしよう
「簿記でつくる家計簿」の「収益の計上」を紹介しました。
収益は、毎月の変動、年間合計の変動など、比べることが重要です。毎月忘れずに計上しましょう。
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