経営の相談をしたい場合に、誰に相談していますか?
家族?隣人?商店組合?イケメンの経営コンサルト?
最近は肩書きだけの胡散臭いコンサルタントもいますが、もっと身近で古くから経営の相談役をしていた存在がいます。
それが『商工会議所』です。
そこで、商工会議所を利用していない人のために、商工会議所が優れている4の理由を紹介します。
主要な商工会議所まとめ
※商工会議所は全国にあるため、事業所の近くにある商工会議所に問い合わせてみましょう。
税理士など専門家とつながりが強い
商工会議所は、1878年に設立され、現在では7万社を超える法人が加入している巨大組織です。
そのため、横のつながりが強く、経営相談の内容に応じて専門家を紹介することができます。
経理や税金であれば税理士を紹介できます。その他にも訴訟であれば弁護士を。登記であれば司法書士など専門家の知識を借りることができます。
しかも、予約があれば無料で相談できるのも大きなメリットです。
融資の相談ができる
商工会議所では中小企業を対象に融資の相談ができます。
しかも、通常の金融機関ではなく、商工会議所の推薦にもとづいて、日本政策金融公庫から貸し出されるので、安心です。
なお、利率は1.15%とかなり優遇されています。(2016年1月現在)
会員7万による交流会の強み
営業のために販路を拡大したい場合に、交流会に参加することがあります。
民間の交流会は1回3,000円ほどの会費を取られますが、商工会議所で割安な会費(個人は年間1万円)でビジネス交流会に参加できます。
しかも、商工会議所の規模は7万の会員がいるため、民間のビジネス交流会に比ではありません。
その他にも、商談会や展示会への出店など、会員になるとビジネスチャンスが広がります。しかも割安!
海外への進出も相談できる
商工会議所では、海外へ出店したい場合や、工場を建設したい場合、海外の企業と取引したい場合でも、外資系の経営コンサルタントと高額な契約をせずに相談できます。
やはり、横のつながりが強いため、専門家(国際展開アドバイザー、国際弁護士、コンサルタント)に相談でき、支援を受けることができます。
また、専門の支援機関(JETRO、中小企業基盤整備機構、日本政策金融公庫、東京都中小企業振興公社など)と連携できます。
まとめ:もっと商工会議所を活用しよう
商工会議所が便利で優れている点を紹介しました。
肩書きだけのコンサルタントに高額な報酬を支払うよりも、歴史がある分、安心して相談できるのが商工会議所です。
今まで使ってこなかった企業や、会員になっているけれど活用しきれていなかった企業は、もっと商工会議所を活用してみてはいかがでしょうか。
他にも保険などさまざまなサービスがありますが、今回は割愛します。実際にどんなサービスがあるか知りたい方は、近くの商工会議所に問い合わせてみましょう。
自分も、補助金の申請をしたいと思い相談に行ってみると、予想よりいろいろなサービスがあることに、驚きました。