セミナーを開催するために借りた貸し会議室の勘定科目は、会議費でしょうか?それとも地代家賃や研修費でしょうか?
どちらも賃貸という意味では同じですが、会計上は勘定科目を区別する必要があります。
このように勘定科目には、同じ内容の支出でも、勘定科目を区別するものがあります。
そこで、中小企業の経理担当者のために、勘定科目を決めるコツを紹介します。
勘定科目は名目ではなく目的で決める
勘定科目を決める要素は、「名目」ではなく「目的」です。
つまり、「何に支出したか」ではなく「何のために支出したか」で決めます。
そのため、同じ名目の支出であっても、勘定科目が異なることがあります。
貸し会議室の勘定科目
貸し会議室の勘定科目も目的によって変化します。
会議用に借りた場合は、会議費となります。
研修用に借りた場合は、研修費となります。
セミナー用に借りた場合は、セミナー運営費を設定して、テキスト代などとまとめると分かりやすくなります。
ガソリン代の勘定科目
ガソリン代も目的よって勘定科目が変化します。
通勤用車両のガソリン代は、旅費交通費となります。
営業用車両のガソリン代は、車両費となります。
ちなみに関係ないですが、石油ストーブの灯油代は、水道光熱費となります。
タクシー代の勘定科目
タクシー代も目的よって勘定科目が変化します。
ゴルフ接待時のタクシー代は、接待交際費となります。
営業の移動時のタクシー代は、旅費交通費となります。
祝儀・香典など慶弔費の勘定科目
慶弔費の場合は、相手によって勘定科目が変化します。
取引先への慶弔費は、交際接待費となります。
従業員への慶弔費は、福利厚生費となります。
まとめ:勘定科目を決めるのは目的
目的によって変化する勘定科目をまとめました。
この他にも、迷うような勘定科目が出てくるかもしれませんが、支出の目的を考えれば、勘定科目が自然と決まります。
慌てずに勘定科目を処理しましょう。
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