美容院の開業時に必ず必要になるのがレジ(レジスター)です。
レジはお釣りを渡したり、領収証を発行する昔からある機械ですが、最近では、商品ごとの販売状況や一定期間の売上の集計ができる機能がついたPOSレジも普及しています。
そこで、美容室の開業時に役立つPOSレジの価格やシステムの特徴をまとめました。
美容サロン向け顧客管理サービス【ユリア】
【特徴】
サロン向けの高機能な顧客管理システム、DMの自動配信などリピータを増やす仕組みが特徴
インターネット環境があればスマホ・タブレット等で初期費用を抑えて導入可能
施術メニューと連動したPOSレジ機能もあり、レシート出力は家庭用プリンターが使用可能
【価格】
初期費用 要問合せ
月額利用料 要問合せ
【参考ページ】
ユリア / 株式会社エンジョイ
美容院に特化したPOSレジ【SALON POS Lite】
【特徴】
iPadを利用したレジ機能※ の他に、顧客情報や前回の施術写真も登録可能。さらに、予約管理システムも搭載
※レシートプリンターとキャッシュドロアはオプション
【価格】
初期費用 15,000円(サーバー費用) ※オプションは別途料金
月額利用料 6,300円
【参考ページ】
SALON POS LITE / タカラベルモント
導入費用が無料の美容院特化型のPOSシステム【ビオンリー】
【特徴】
上記と同じくサロンに特化したPOSシステム。基本の集計機能に加え、予約機能やカルテ機能が付いても月額9,800円と比較的安い。また、初期導入費用が無料というのも嬉しい。
【価格】
初期費用 0円
月額利用料 9,800円(税別)
【参考ページ】
Bionly(ビオンリー)/ ㈱アライズ
コンパクトなサロン専用POSレジ【パワーナレッジPOS-SG Lite】
【特徴】
上記と同じくサロンに特化したPOSシステム。必要な機能を全て揃えているけれどコンパクトな設計になっているのが特徴。
また。軽減税率対策補助金制度の対象となっているため、新規購入や入れ替えに係る費用の一部を補助金で補填(上限20万円)することが可能。
【価格】
初期費用 不明 ※要問合せ
月額利用料 不明
【参考ページ】
パワーナレッジPOS-SG Lite / 株式会社Groony (グルーニー)
ネットと契約することで割引【ラクレジ】
【特徴】
iPadを利用したレジ機能※ の他に、Wi-Fi環境やひかり電話などインターネットを利用した通信事業と連携
※レシートプリンターやキャッシュドロワー・バーコードリーダーはオプション
【価格】
初期費用 フレッツ光の初期費用(ラクレジは初期費用なし) ※オプションは別途料金
月額利用料 3,000円
【参考ページ】
ラクレジ / NTT東日本
初期費用と月額費用が無料のPOSレジ【Airレジ】
【特徴】
初期費用と月額費用が無料のPOSレジ。売上管理など基本機能は搭載
※レシートプリンターやキャッシュドロワー・バーコードリーダーはオプション
【価格】
初期費用 0円 ※オプションは別途料金
月額利用料 0円
【参考ページ】
Airレジ / リクルートホールディングス
クラウドで管理するPOSレジ【ユビレジ】
【特徴】
レジの売上情報をクラウドで管理するPOSシステム
※附属設備・電話サポート・楽天ポイントなどはオプション
【価格】
初期費用 15,000円~30,000円 ※オプションは別途料金
月額利用料 0円/5,000円
【参考ページ】
ユビレジ / ㈱ユビレジ
(おまけ)アナログ売上管理
iPadやネットを使ったPOSレジをまとめましたが、現金商売だけの場合や、機械が使えない人のために、パソコンもタブレットも使わない売上管理方法をおまけで紹介します。
1.お釣りは金庫から
キャッシュドロアなくても、お釣りは電卓(そろばん)で計算し、金庫から渡す。
2.領収証は手書き
領収証はプリンターを使わなくても、コクヨの領収証に書いて渡す。※複写式を使う
3.売上管理は領収証控えをノートへ
売上の管理は一日の終りに、領収証の控えを集計し、ノートにまとめる。
POSレジ導入補助金
消費税の軽減税率が始まるのに合わせて、POSレジを新しく導入する事業者に対して、購入費用の一部を補助する制度があります。(軽減税率対策補助金/中小企業庁)
(追記:2016年7月某日)消費税の増税延期
2016年6月1日に安倍総理から消費税の増税を、2年半後の2019年10月に延期すると発表されました。
軽減税率対策補助金については、増税延期にかかわらず受付を継続するようですが、情報は今後更新されるようです。
詳しくは、上記リンクから特設サイトをチェックしましょう。
まとめ:価格と機能から自分に合ったPOSレジを選ぼう
美容室の開業に役立つPOSレジをまとめました。
それぞれ特徴に違いがありますが、基本性能はどれも十分なので、特にオススメはありません。
小さい美容室が最初から高機能を求めても無駄ですし、だからといって費用を抑えると顧客満足度が下がってしまいます。
どれを選ぶかは、自分にとって必要な機能と、開業時の予算と相談して決めるのが一番です。