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2016年1月から利子割が廃止│預金総額の計算方法は?

投稿日 : 2016年7月4日 / 更新日 : 2016年7月4日

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平成25年度税制改正で、2016年1月から法人名義の預金利息から控除される利子割が廃止されました。

この改正により、これまで申告書に記載していた利子割が不要となるので注意しましょう。

そこで、通帳の預金の手取額から、預金総額を計算する方法まとめました。

記事の後半には、入金額から預金総額を自動計算できるエクセルシートを作りました。利子割の廃止

利子割の廃止

これまでの預金利息からは国税(復興所得税を含む)と地方税(利子割)が控除されて入金されていました。

[2016年(平成28年)1月より前]

入金額=預金総額-国税15.315%-利子割5%

※復興所得税=源泉所得税15%×2.1%

平成26年1月以降の法人の預金利息は利子割が廃止されたので、国税のみが引かれて入金されます。

[2016年(平成28年)1月以降]

入金額=預金総額-国税15.315% ※利子割は廃止

預金の入金日は通常2月と8月のため、平成28年3月期の決算では、平成27年8月入金分の預金利息は利子割が引かれますが、平成28年2月入金分の預金利息は利子割が引かれないため注意が必要です。

[参考ページ]

【法人のお客さま】2016年から地方税の取り扱いが変わります(利子割の廃止)

引用│ジャパンネット銀行

入金額から預金総額を計算する方法

まず、預金通帳の入金額から預金総額を割り戻します。

入金額÷(1-0.15315)=預金総額
例)847円÷(1-0.15315)=1,000円(円未満切捨て)

次に、計算した預金総額に国税(15.315%)を乗じます。

預金総額×15.315%=国税(復興特別所得税を含む)
1,000円×15.315%=153円(円未満切捨て)

最後に、理論値と実際の入金額が一致するか確認しましょう。

端数が生じる場合は、預金総額に端数を加減算して調整します。

1,000円-153円=847円←実際の入金額と一致!

 

預金源泉税計算表のエクセルシート ※平成28年1月以降用

利子割廃止後の預金利息の源泉税の計算表をエクセルシートで作ってみました。※エクセルのバージョンは2016

決算等で利用したい方は、ご自由にお使いください。

なお、ご利用は自己責任でおねがいします。入力後は電卓で検算してくださいね。

[エクセルシートのダウンロード]

預金源泉税のエクセルシート

まとめ:2016年1月から利子割が廃止

法人の預金利息から控除される利子割が廃止されたことを紹介しました。

経理担当者は決算修正で、預金利息の入金額から利息総額と源泉税を計算することになります。

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この記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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これからも、優良なコンテンツを書き続けるために頑張りますので、興味のある記事を読んで頂けると幸いです。

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