税理士や会計士は、他の職業よりも、転職で職場を変える職業です。
それは、会計基準や税法などの基準があるため、職場を変えても仕事が変わらない職種である点がひとつにあります。
そんな中で、転職しても次の職場で成功する人と、上手くいかない人がいます。
転職して成功する人には、成功するのに必要なスキルや性格があり、それは、同じ職場で長く働き出世する人のスキルとは違うはずです。
そこで、税理士や会計士が転職して、成功するのに必要なスキルや性格をまとめました。
即戦力になる実力
税務や会計の仕事は、仕事の幅が広く、専門性が必要なため、当然ですが仕事ができることは転職に有利になります。
外形標準や税効果会計、連結決算、連結納税など大規模な法人でしか使わないスキルを持っていると、転職先で高い評価を受けることができます。
ただし、転職先で専門的なスキルを必要としないのであれば、宝の持ち腐れになってしまいます。
そこで、転職先で求められる能力と、自分の持っている能力を見比べることが重要となります。
周りと上手に付き合う協調性
職場を変えて一番気を使うのが人間関係ではないでしょうか。
人間関係が上手く行けば、多少仕事ができなくても、周りの協力が得られ、会社も自分も成長することができます。
気をつけたいのは、人間関係に失敗し、それをリセットするために転職する人は、次の職場でも人間関係に失敗しやすいということです。
転職前に、人間関係に失敗した理由を、自分の中で見つけ反省することも重要となります。
やり方を変える柔軟性
税務や会計は最終的な目的は同じですが、そこまでに至るやり方は、職場によって異なります。
もし転職先のやり方が、転職前の職場のやり方と違っても、柔軟に適応する能力や性格が必要となります。
やり方の違いに対して、自分のやり方や前の職場のやり方を強引に持ち込むと、反感を買う恐れがあります。
今の職場に合わせるか、業務の効率性を納得して変更してもらうような柔軟性が必要となります。
まとめ:転職で必要になる能力は、出世の能力とは違う
税理士や会計士が転職して成功するための能力や性格についてまとめました。
基本的に出世に必要な能力は、仕事ができることよりも、忍耐力のような気がします。
それに対し、転職で必要になるのは、より実践的な、仕事ができることや、素早く人間関係や職場環境に慣れる柔軟性になります。