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現金商売なのに現金勘定を使わなで帳簿を付ける裏ワザ

投稿日 : 2016年8月17日 / 更新日 : 2016年9月19日

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帳簿を付けていたら現金勘定がマイナスになってしまって困ったことはないでしょうか?

個人経営の美容室や整体・飲食店は、現金商売のために現金取引が多くなり管理が難しくなります。

そこで、小さいお店のオーナーのために、現金勘定を使わずに管理する経理のコツを紹介します。

現金商売の経理で現金勘定を使わない方法

現金勘定がマイナスになってしまう理由

現金勘定が帳簿上でマイナスになってしまう理由は『公私混同』です。

オーナーのサイフから支払った経費も現金勘定の減少として処理するために、帳簿上の現金勘定が足りなくなってしまい、そのうちにマイナスになってしまいます。

しかし、これは経理上の管理が甘いと非難しているわけではありません。

個人経営の美容院や居酒屋やマッサージ店では、営業中にちょっとしたものが不足すると、コンビニやスーパーで買ってくることがあります。

そんなときに、オーナーのサイフから支払うことが普通にあるため、経理が不慣れだとどうしても帳簿上の矛盾が起こってしまいます。

また、店舗の休日に、遊びに出かけた先で、店の備品を自分の財布から支払うこともあります。

現金勘定を使わないで管理する方法

現金勘定を使わないで管理するには、現金の入金と出金を区別して管理します。

売上を現金で受け取ったときは、これまでどおり現金勘定の入金として処理します。

現金 / 売上 10,000

経費を現金で支払った時は、店舗の現金ではなく、すべてオーナーのサイフから支払ったと仮定して処理します。

経費 / 事業主借(役員借入金) 5,000

こうすることで、現金勘定は帳簿上でマイナスになることはありません。

しかし、逆に増えすぎてしまうため、決算時は現金実査した実際有高になるように調整します。

事業主借(役員借入金)/ 現金 100,000

[関連記事]

【保存版】美容室の経理でよく使う23の勘定科目まとめ

まとめ:個人商売の現金勘定は公私混同が普通

小さい個人商店のために、現金勘定を使わないで管理する方法を紹介しました。

個人事業主は、大きな企業のように経理課があるわけではないですし、自分で経理を行うため、どうしても管理が甘くなってしまいます。

しかし、経理のコツを知り、シンプルな方法で帳簿を付けることで、大きなミスを防ぐことができます。

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