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数字が苦手な美容師のための一人美容室の経営管理のコツ

投稿日 : 2016年9月29日 / 更新日 : 2016年9月29日

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税理士が作った経営資料を毎月チェックしているでしょうか?

美容室を開業したばかりの頃は、しっかりと分析していたかもしれませんが、しばらくするとサラッと目を通して棚の奥に入れたり、ゴミ箱へ直行していませんか?

なぜ便利な経営資料が無駄になっているのかといえば、『数字が苦手』『経営資料が分かりづらい』ことがあります。

そこで、数字が苦手な美容室の経営者でも、美容室の経営を管理できるコツを紹介します。数字が苦手な経営者のための美容室の経営術

美容室の経営は利益よりも資金繰り

税理士が作る経営資料が自分の予想とズレていることはありませんか?

  • 赤字(損失)だと思っていたのに黒字(利益)だった
  • 費用の項目が自分の予想よりも大きかった(または少なかった)

このようなズレが生じるのは、経営者が通帳の資金の出入りで判断しているのに対して、税理士が発生主義や期間損益で計算しているからです。ちょっと難しいと思うかもしれませんが、これが経営者の数字嫌いを促し、経営資料を分かりづらくしている原因でもあります。

具体例には、内装工事の支払いは開業前に済んでいても、費用計上するのは支払った後の数年間に分けて計上するので、お金が減らなくても費用(減価償却費)が増えてしまい利益になることがあります。

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また、税理士は仕入を締め日で費用に計上しますが、実際の支払は翌月の終わり頃なので、費用の計上時期が経営者の感覚とズレてしまいます。

上記が原因で、経営資料の金額と実際のお金の出入りとズレてしまいます。

しかし美容室の経営で重要なのは『資金繰り』です。つまり、翌月使える資金がいくらの残っているのかということです。

美容室の資金繰りを把握するのは難しくありません。なぜなら売上のほとんどが現金で、しかもビジネスモデルがシンプルだからです。コツは会計ソフトへの入力と事業用の通帳を活用することです。

つまり、手持ちの現金と預金通帳と確認することで、おおよその資金繰りが把握できます。いくら数字が苦手な経営者でも現金と通帳は必ずチェックするので、それが資金繰りの把握になります。

これが売掛金の比率が大きい業種だと、売上の計上時期と実際の入金時期が離れているため、資金繰りの把握が難しくなります。

何にどれだけ使ったかは自分で管理

会計ソフトへの入力を税理士に丸投げしていませんか?

丸投げは時間の節約になります。しかしその反面、当事者意識を薄くするため、経営資料を見ても数字の羅列にしか見えません。

そこで、オススメなのが会計ソフトへの入力を自分でしてみることです。最近の会計ソフトは入力方法が簡単なので、コツを掴めば誰でも入力できます。日々の取引を入力することで、経営資料の金額が全く違って見えてきます。(ホントですよ)

また、どんな項目にどれだけ支払ったかが感覚的に把握できるので、無駄な支出を抑える効果もあります。

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まとめ:美容室の経営はシンプル

数字が苦手な経営者でも、美容室の経営を管理できるコツを紹介しました。

  • 経営資料の金額ではなく資金繰りをチェックする
  • 自分で会計ソフトに入力してみる

税理士に頼らずに経営管理できるのは、美容室のビジネスモデルがシンプルだからという特徴もあります。

ぜひ試してみてください。『数字が苦手』=『数字に弱い』ではないはずです。

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